2023/11/11

【アイスランド旅行 その3】 雪道ドライブでめざせGeysir! Gullfoss!! Seljalandsfoss!!よくばりセット

3日目 アイスランド南部へ



3日目。
レイキャビクからの道路閉鎖は解除され、一日遅れでアイスランド旅行の駒を進め始めました。
ゴールデンサークルのゲイシール、グトルフォス滝、セリャラントスフォス滝をみて、1号線沿いに行けるところまで進む作戦で出発しました。



日照時間が短いので、朝まだ暗いうちに急いで出発です。
レイキャビク市内は明かりが煌々と道を照らしてくれるおかげで、普通に運転できます。
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レイキャビク市街地を出ると、途端に道路は真っ暗で一つも街灯はありません。

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車のヘッドライトが、道の端に点在する反射材と薄っすら雪の積もった道路だけを明るく照らしています。
白黒の世界。


日が昇り始め、空が薄明るくなり始めたころ、最初の目的地のゲイシールに到着しました。
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Googleマップ&Iceland roadのサイトのお陰でスムーズに移動できました。


お土産やさんや飲食店、トイレの設備されたゲストセンターの駐車場に車を停めて、徒歩で目的地を目指します。
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朝早い時間帯ですが、すでに他にも観光客がちらほら。
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朝早くからモクモクと元気に煙を登らせる間欠泉が見えてきました。


首を真上に向けて見上げないと見きれないほどの高さまで立ち昇る煙。

間欠泉と自分たちの立つ地面と高さはほぼ一緒で迫力満点。
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ひそひそと泡を立てて沸騰する間欠泉、当然灼熱です。


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最初の観光地だー!とはりきって記念写真を沢山撮りまくるミズゴロウ。
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幾つかある間欠泉のうち、origin of geisylが一番綺麗でした。
(間欠泉が出なくなったもの?だったかな)

広大な大地を背景に熱々しみ出る熱水。適温だったら、ざぶーんと肩まで浸かって天を仰ぎたいな。
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一つ目のアイスランドの絶景に大満足です。



休憩所でコーヒーで一息ついたのち、次の目的地、グトルフォス滝を目指して出発しました。
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比較的整備された道路で、距離も近く、すぐに到着しました。


駐車場に車を停め、間もなく、ゴゴゴゴ……という深い音とともに……
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グトルフォス滝!

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で か い!!!
水量が!!!!すごい!!!!
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河の深いコバルトブルーと凍りついた周囲の白色~水色の景色の組み合わせがこの上なく綺麗です。
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寒さを忘れる荘厳なアイスランドらしい絶景に、これまた大満足です。

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足元は一部、氷の上に雪が薄く積もったような箇所もあり、滑りやすそうでした。
機能性を重んじてトレッキングシューズで来てよかった。



グトルフォス滝周辺には観光施設が1軒あるのみでした。
次の目的地もあり、満足するまで滝を眺め終わったら、すぐに車に乗り込んで出発しました。
幹線道路の1号線への合流を目指して、ひたすら南下します。
グトルフォス滝近辺では車をちほらほら見かけましたが、
長閑な景色になるにつれ、建物はまばら、車はぱったり見なくなりました……。
通り過ぎていくこの景色だけでもお腹いっぱいになりそうです。
天気は落ち着いていたので、車はスイスイと問題なく走行できました。
ちょっと寄ってお茶休憩とかトイレ休憩とかできそうな施設は一切ありません。
広い広い空。
雲が通り抜けたとき、空が深く鮮やかな青色を見せてくれ、車を停めてみてしまうほどに綺麗でした。

日が沈む前に間に合うだろうか…?と若干思いながら、引き続きひたすら車を走らせます。
ようやく休憩できる施設を発見。その際に食べた鹿肉バーガーは美味でした。
寒さにしみる……


1号線→33・35→30号線→1号線のルートで進んでいます。
日が照っていたのか、雪が解けきって水浸しの道路もありました。
1号線に合流。

遠目でもわかる、お目当ての滝が見えてきました。

やっと着いたぞセリャラントスフォス滝!!!!
たぶん、セリャラントスフォス滝の有名な画は夏のすがたでしょうが、雪化粧した景色もいいものです。
自分の足で滝のまわりを歩いて、色々な角度から滝を楽しみます。
登って近づいてみたり……
こっちからも近づいてみたり。

夏場だと大迫力の滝にさわやかな飛沫に爽快感も加わり気持ちがいいものでしょうが、
冬場は……飛沫が容赦なく寒さをもたらします。
寒い寒い言いながら滝を鑑賞しましたw 



今日の目的地は予定通り十分楽しむことができました。
あとは行けるところまで南へ向かいます。


道中、下着を柵に吊り下げまくった謎の小屋がありました。
一瞬の景色だったので、よくわかりませんでしたが、あれはなんだったのだろう……


日が沈んできました。
南の海側に溜まった池が綺麗に空を映す鏡となり、これまた綺麗です。
特別名前の付く景観地というわけもなく、海沿いにずーっとこの景色が続いて、目を楽しませてくれました。

ここまできて、お外でキャンプ♪している人をだれ一人として見かけません…
自分でもアイスランドの気候を体感しつつ薄々気付いていたのですが、
単に冷え込む(数℃~0℃→-5℃~-7℃)だけでなく、風が尋常ではなく強い!!容赦のない強風!!
おまけに冷え込みがやや穏やかな日に恵まれたとしても、今度は雪が溶けてべちゃべちゃの地面が待っている……

冬キャン♪には厳しい環境であることを理解しました。


宿は適当に移動先の町で探し泊まっていく作戦に変更。
冬場は当日予約でも宿に空きのあるところが多かったのが幸いでした。

途中、一号線を走っているともう一つ大きな滝を見つけ、寄ることにしました。
駐車場にささっと車を停めてちょっと歩くと、また目の前に大きな滝が!

スコゥガフォス滝だそうです。
滝の傍まで行けるところまで行けるスタイルの滝です…!
こんな大迫力な滝がゴロゴロあるなんてアイスランドの大自然すごいゴロウ!


気が付いたら今日も日沈。
今日見た景色を思い出して満足感に浸りつつ、宿を目指します。
レンタカーのガイドブックの注意事項一覧で予習していた、車一台しか通れない橋。
一台ずつ、交代で通り抜けます。


宿に着く前に最後にもう一か所だけ立ち寄りました。
キルキュフィヤラ海岸です。

海に出るまでの遊歩道や海岸のあちこちに、『波に気を付けて!』と注意を促す看板が立っていました。
確かに、海に出ると、猛烈な風と、轟音を立てて力強く押し寄せる大波。
寄った日はもともと風が強い日であったこともあり、素人でもとても容易に海に近づこうとは思えない荒れ具合です。
日が沈んで薄暗くなっていることもあって、余計に波に迫力がありました。
真っ黒な砂浜、荒れ狂う波が荒涼とした海岸……なかなか良い景色で、しばらくじっと眺めていました。
ゴゴゴゴ……と地面を揺るがすような轟音を立てて波が打ち寄せます。
うまく写真に撮れませんでしたが、海岸に面する崖の柱状節理も綺麗でした。



海岸を見終わった後、あたりは真っ暗。今日はここまでです。
天候がころころ変わる中で冬キャンプは無理なんだなぁ…

冬場のキャンプはダメ!無理!などと旅行本に記載されていなかったですし(←)、冬場でも営業しているキャンプ場が紹介されているのをネットで見て、なんとか冬キャンプができるものと勝手に思い込んでしまっていました……。

持ってきたキャンプ道具一式をすっかりトランクにしまいこんで、鍵をかけ、苦笑いしたのでした。



*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-Tips-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
・冬のアイスランドは雨、霰、雪なんでもござれ
・冬のアイスランドの強風はなかなか強い
・観光地でも足場状況悪いところがあるので、靴は歩きやすさ重視で
・観光スポットやgas stationにはだいたいトイレあるので安心
・冬のアイスランドでのキャンプはよほど天候に恵まれないとたぶん無理!おすすめしません!
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